実力テストの前夜に、保護者の方へ
明日は、第1回実力テスト。延岡市内のほぼすべての中学3年生が、ほぼ同じ時刻に、5教科の問題用紙を前にしています。
いつもより少し早く机に向かっている家もあれば、いつも通りスマホを眺めて、いつも通り眠ろうとしている家もあるでしょう。それぞれの夜の風景があります。
この記事は、短く書きます。
明日に控えた保護者の方が、長い文章を読みたい気分ではないかもしれない、と思うからです。
テストの位置づけや点数の見方については、先日の記事で書きました。今日はもう少し、保護者の方の手元に近いところの話をしたいと思います。
明日の朝、点数は変わりません
明日の朝、保護者の方ができることは、実はほとんどありません。
勉強の中身を直前に詰めることもできない。気持ちを落ち着かせる魔法の言葉もない。けれど、何も言わないのも、なんだか落ち着かない——その間で揺れている方が、きっと多いと思います。
正直に申し上げると、当日の朝に「頑張れ」と声をかけても、「落ち着いて」と肩を叩いても、お子さんの点数は1点も変わりません。プレッシャーになる場合さえあります。
では、何が一番効くのか。
私たちが教室で何度も見てきたのは、いつも通りの朝食、いつも通りの「いってらっしゃい」が、結局いちばん落ち着く、という事実でした。特別な日として演出された朝より、いつもと変わらない朝の方が、お子さんは普段の自分で学校に向かえます。
それでも、もし一言だけ添えるとしたら——とご相談を受けることがあります。私たちが提案するのは、こんな言葉です。
「結果じゃなくて、終わってから話を聞かせて」
これは、評価の予告ではなく、関心の予告です。
「点数次第で何かが決まる」のではなく、「点数に関わらず、あなたの今日に関心がある」というメッセージ。お子さんは、その違いを意外なほど敏感に受け取ります。
これは技術の話ではなく、姿勢の話です。テクニックとして言葉を選ぶというより、保護者の方が本当にそう思っていることを、そのまま渡す。それだけで十分です。
帰ってきたら、まず「お疲れさま」
もうひとつ、実は大事なのが、テストから帰ってきた後の数時間です。
玄関を開けたお子さんに、つい言ってしまう言葉があります。
「どうだった?」
気持ちはとてもよく分かります。長い1日でした。心配で待っていたのも本当です。
けれど、この一言が、お子さんにとっては「採点の始まり」のように響くことがあります。
提案は、ささやかです。
「どうだった?」より先に、まず「お疲れさま」と言ってあげてください。
5教科を2日間にわたって受ける疲労は、私たちが想像しているよりずっと大きいものです。集中して、緊張して、書いて、考えて、悩んで、また書いた——その時間の重みを、まずねぎらう。
そして、お子さんが話したそうにしていれば、聞きます。話したくなさそうなら、聞きません。
これだけです。
テストの内容を聞き出さなくていいのです。その日の夜は、評価の時間ではなく、回復の時間。お子さんが翌朝、また学校に向かえる状態を取り戻すための時間です。
結果について話すべきことは、また後日、ゆっくり話せばいい。むしろ、その方が落ち着いて聞けます。
結果は、すぐには返ってきません
ここで、ひとつ事実をお伝えしておきます。
明日と明後日のテストですが、結果が手元に返ってくるまでには、2〜3週間の時間がかかります。採点と集計が、市内の中学校全体で進められるからです。
つまり、結果が分かるのは5月末から6月初旬。それまでの間、答案も、点数も、順位も、何も見えない時間が続きます。
お子さんは、そのうちテストのことを忘れたかのように、部活や友達との時間に戻っていきます。日常が戻ってきます。
けれど、保護者の方の心の中には、なんとなく「テストのこと」が残っている。背景にうっすらと、不安が居座っている——そんな2〜3週間になるかもしれません。
この空白の時間を、家庭としてどう過ごすか。
実はここに、一年で大事なことがいくつか潜んでいます。けれど、それを今日この記事で書くと、長くなりすぎます。
この時間をどう過ごすかは、また別の機会に書きたいと思います。
結び
明日のテストは、お子さんが歩いている長い旅の、入り口の一つです。
たった1日のテストで、何かが決まるわけではありません。けれど、お子さん自身にとっては、確かに「ひと区切り」の日です。
結果がどうあれ、明日の夜には「今日はよく頑張ったね」と、ご家族で言える夜にしたい。
短い記事になりましたが、明日の朝の、ほんの少しの選び方のヒントになれば嬉しいです。
お子さんの旅に、共に歩む仲間がいます。
中学生コースの考え方や、教室での過ごし方については、中学生コースのページをご覧ください。
個別指導学院HERO'S 延岡校
〒882-0851 宮崎県延岡市浜砂2丁目19-13 ステージビル2階・3階
TEL 0982-26-0070
無料体験・面談のお申し込みは、お電話またはホームページからどうぞ。
無料体験のお申し込み