テストが終わって。今の立ち位置を、一緒に確かめませんか
校内実力テストが終わりました。
翌朝、子どもはいつものように玄関を出ていきます。前日までの緊張は、もうそこにありません。
結果はもう少ししたら返ってきます。「思ったより取れた」「思ったより取れなかった」——そのいずれであっても、今回のテストは、ひとつのことを教えてくれます。
それは、お子さんが、いま、どこに立っているかということです。
この記事は、結果に一喜一憂する前に「今の立ち位置」を知る、という視点について、私たち教室の面談で大切にしているコーチングの考え方も交えて、延岡13年目の塾からお伝えします。
前編では、テスト前夜と当日朝のことを書きました。今日はその続きとして、テストの結果をどう受けとめ、6月の本番(地区実力テスト)に向けてどう動くか、についてお伝えします。
1. 今回のテストは「自分の立ち位置を知る」ためのもの
5月7-8日のテストは、各中学校が独自に実施する校内実力テストでした。新学年の最初の節目ではありますが、本番ではありません。
本番は、6月16-17日の「地区実力テスト」(宮崎県内一斉)です。
では、5月のテストには何の意味があったのか。それは、「いまの自分が、どこに立っているか」を知るためのもの。地図でいえば、「いま、ここ」というピンを立てる作業です。
点数の高さや低さそのものよりも、「現在地が見えた」ことが大切なのです。
2. 結果に一喜一憂する前に
返ってきた答案を前に、ご家庭にはいろんな空気が流れます。
思ったより取れていれば、ほっとする。思ったより取れていなければ、不安になる。これは自然な反応です。
けれど、ひとつだけ、心にとめておいていただきたいことがあります。
5月の結果は、まだ「途中の地図」です。
良かった人にとっては「ここから気を抜かない」、思うようにいかなかった人にとっては「ここから取り戻していく」。どちらの場合も、この時点での結果は、お子さんの可能性を決めるものではありません。
大事なのは、結果に一喜一憂することではなく、いまの位置を冷静に受けとめて、次の一歩をどこに向けるかを、お子さん自身が考え始めることです。
3. 私たち教室の面談で使う「4つの問い」:GROWモデル
私たち教室では、お子さんとの面談で「4つの問い」を順番に大切にしています。コーチングの世界で長く使われてきたGROW(グロウ)モデルという考え方です。
- G — Goal(目標):どこを目指すか
- R — Reality(現状):いま、どこにいるか
- O — Options(選択肢):そこへ向かう道は、どんなものがあるか
- W — Will(意志):その中で、どれを選んで進むか
5月のテストは、ちょうど「R(現状)」を知るためのものです。
「Goalを明確にしたい」気持ちは分かります。志望校を決めて、点数の目標を立てて、勉強を始めたい。でも、Goalだけが先に立っても、Realityが見えていなければ、進む道(O)は描けません。
5月のテスト結果+当日の手ごたえ+日々の様子。これらを集めて、はじめて「いま、ここ」が見えてきます。そこから、本人の意志(W)と一緒に、次の一歩を選んでいく。これが、私たち教室で大切にしている流れです。
4. お子さんそれぞれ、出発点(R)が違います
ひとつ大切なことを書きます。
お子さん一人ひとり、出発点は違います。
同じ中3でも、得意・不得意の組み合わせ、家庭の状況、本人の性格、部活の引退時期、家族の働き方、すべて違います。同じ志望校を目指していても、進む道のりは、一人として同じではありません。
だから、全員に同じ勉強法、同じスケジュールを当てはめても、上手くはいきません。
「クラスの誰々ちゃんは、こうしているらしい」と聞いて、つい比べたくなる気持ちはあります。でも、その子の出発点と、お子さんの出発点は、同じではないのです。
大切なのは、お子さん本人の「いま、ここ」から、お子さん本人の「次の一歩」を組み立てること。比較ではなく、個別の設計です。
5. 個別の現状把握 → 個別の目標 → 意志と共に、勉強を共に設計する
私たち教室で、お子さん一人ひとりに対して大切にしているのは、次の流れです。
- 個別に現状を把握する(R) — テストの結果だけでなく、当日の手ごたえ、日々の様子、本人の感覚を丁寧に聞きます
- 個別に目標を立てる(G) — 志望校、点数、学習時間など、お子さんに合うサイズの目標を、本人と一緒に決めます
- 意志を一緒に確かめる(W) — どれくらい本気で動きたいか、本人の中の小さな「やりたい」を引き出します
- 勉強のやり方とスケジュールを共に設計する(O→W→具体化) — 教材、時間配分、家での過ごし方を、本人が納得する形で組み立てます
これは、コーチからの一方的な指導ではありません。お子さん自身が「自分の旅」を歩むための地図を、本人と共に作っていくプロセスです。
6. ご家庭でも、できることがあります
「コーチングは塾でやってもらえる」と思っていただいて構いません。けれど、ご家庭でひとつだけ、できることがあります。
それは、お子さんに「どうなっていたい?」と問いかけてみること、です。
「どうしたい?」ではなく、「どうなっていたい?」——少し似ているようで、聞こえ方が違います。
「どうしたい?」は、いま、何をするか、を聞く問いです。お子さんは答えに詰まるかもしれません。「やりたいことなんて、よく分からない」と返してくるかもしれません。
「どうなっていたい?」は、半年後、1年後、あるいはもっと先の自分の姿を、ふと想像してもらう問いです。「こんな朝を迎えていたいな」「こんな自分でいられたらいいな」——お子さんの中に、静かなイメージが浮かんでくることがあります。
返事は、すぐには返ってこないかもしれません。「分からない」「まだ考えてない」と言われるかもしれません。それでもいいのです。
その問いが、お子さんの中で静かに考え始めるきっかけになります。「自分は、どうなっていたいんだろう」と、お子さん自身がふと立ち止まる瞬間。それが、Goalの種が芽生える瞬間です。
「こうしなさい」と告げる前に、「どうなっていたい?」と聞いてみる。「すること」より先に「なっていたい姿」を、一緒に思い描く——それだけで、ご家庭の空気は静かに変わります。
結び:そこから、はじまります
5月のテストは終わりました。
結果が返ってきたら、点数の高低に一喜一憂する前に、お子さんと一緒に「いま、どこにいるか」を、静かに眺めてみてください。
そこから、はじまります。
お子さんの旅は、お子さんのもの。
けれど、その旅に、共に歩む仲間がいます。
私たち教室の面談は、いつでもお声がけください。お子さん一人ひとりの「いま、ここ」を一緒に確かめて、本人の意志(W)と共に、6月の本番に向けた一歩を、共に設計します。
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